鳥取県にも大雨特別警報 避難所生活初体験で感じたこと

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こんにちは。

 

投資家ママの

「まいちゃん」こと

斉藤麻衣子(さいとうまいこ)です。

 

 

日本列島各地に被害が広がった

記録的な大雨。

 

 

私の住む鳥取県でも

大雨特別警報が発表され、

自宅近くの川が氾濫しました。

 

(分かりにくい画像ですが

水位が橋の高さまで到達しています。

怖かった…。)

 

 

我が家は橋の部分よりも標高が高いので、

まさか家の中まで浸水はしないだろうと

のんびり構えていたのですが…

 

次々に避難所へと移動していくご近所さんたち。

 

 

夜中でも断続的に鳴り響くサイレンの音。

 

 

「最大級の警戒をしてください!」

というアナウンス。

 

 

さすがにこのままではまずいのでは…

と身の危険を感じた私と夫は、

 

深夜にゴソゴソと荷物をまとめ、

寝ている子ども2人を車に抱え込み、

町内の避難所の一つに指定されている

学校へと避難しました。

 

 

そこには

すでに150名ほどの人たちが避難していて、

真夜中ということもあって

すでに多くの人が就寝中。

 

 

避難所に着くとまず

名簿に家族全員の名前と住所を記入し、

 

毛布と水を受け取り、

 

「机と椅子は移動させても良いので

お好きな場所でお休みくださいねー。」

 

との説明を受けました。

 

 

(てっきり体育館などの広い場所

一カ所に避難者全員が集まって

寝るものだと思っていたので、

 

「どの教室を使ってもOK」

というルールは驚きでした。)

 

 

寝る場所を求めて

校内を回ろうとしていたその時!

 

 

ちょっとした

事件が起きました。

 

 

 

「ちょっとあんたたち、

どんな神経しとるんか!

 

この緊急時、

しかもこんな夜中に

災害情報ならまだしも、

サッカーはないやろ、

サッカーは!!!」

 

と、

おばあさんがすごい剣幕で

スタッフに怒鳴り始めたのです。

 

 

そういえば…

 

たしかにラジオから

サッカー中継が流れています。

 

 

私自身、

その時には完全に目を覚まして

興奮状態になっていた子どもたちを

制するのに必死で、

おばあさんに言われるまで

ラジオの音には全然気づきませんでした。

 

 

サッカーの前には

災害情報が流れていたチャンネル。

 

 

次々に入ってくる

避難者への対応に追われて、

いつの間にか番組が変わっていたことに

スタッフは誰も気づかなかったそうです。

 

 

しょうがないですよね…。

 

 

普段は穏やかな夫が、

 

「寝ずに頑張ってくれている人たちに対して

ひどいよね!」

 

「『ラジオを消してくれませんか。』で

済むことなのに、あの言い方はないよ!」

 

と、

珍しく嫌悪感をあらわにしていました。

 

 

音量は決して小さくはなかったので、

ラジオの音に睡眠を妨げられていた人は

他にもいたかもしれません。

 

 

私は

夫の意見はもっともだと思う一方で、

おばあさんの孤独感、不安感を思うと

寂しい気持ちにもなりました。

 

 

この町は

日本の中でも特に

少子高齢化が進んでいる、

高齢者の多い地域。

 

 

独居老人も少なくありません。

 

 

もしあのおばあさんが一人暮らしで

近くに身寄りもなかったとしたら、

きっと心細さを抱えて

避難所で過ごしていただろうなと思うんです。

 

 

ただでさえ不安と緊張で眠れないのに

本人にとって耳障りな音で

睡眠を妨げられたとしたら、

「寂しさ」が「怒り」の感情になって

表面化することもあるのかな、と。

 

 

だからと言って

おばあさんの言動は

感情的で大人げなくて、

周りの人を不愉快にするものに

変わりありませんが…。

 

 

幸せな人は意地悪をしません。

 

 

不平不満を言う人はもれなく

孤独や悲しみを抱えています。

 

 

おばあさんの剣幕に

ただ驚くだけで何もできなかった私。

 

 

他人のマイナスの感情までを

受け取めてあげられるほどの

大きな器は今の私にはないけれど、

 

非常時だからこそ特に、

自分も他人も気持ちよく過ごせるよう

助け合いや思いやりの心を

大切にしたいなと思いました。

 

 

その後の避難所生活は

電気、水道が止まったものの

思っていた以上に快適でした。

 

 

我が家4人と

もう一家族のみで利用した教室では

ある程度プライバシーが守られた中で

眠ることができたし、

 

普段食べなれない朝ごはん

(カロリーメイトやビスコ)に

子どもたちのテンションは上がるし、

 

雨に濡れたツバメの赤ちゃんが

体育館に入ってきて、

空き箱に入れて飛び立つまで

みんなで見守ったりして

 

穏やかに過ごすことができました。

 

 

結局、

避難所に滞在したのは10時間程度。

 

 

2日目の午前中には自宅に帰りました。

 

 

浸水もしておらず、

ライフラインも通常通りの我が家。

 

 

本当にありがたいことです。

 

 

町内には

電気や水が止まっている世帯や、

道路が陥没して危険な箇所が

複数あるようです。

 

 

また、

次第に明らかになっていく

全国各地の被害状況、

犠牲者数、安否不明者の多さには

心を痛めるばかりです。

 

 

犠牲になられた方々、

ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。

 

 

一日も早い復旧と、

被災された方々が平穏な日々を取り戻されることを

祈っています。

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